2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

GOETHE (ゲーテ) 2006年 09月号

中田英寿さんのインタビューが載っていたので買ったのですけど、記事そのものは良く出来ているのですけど、気心の知れた相手にざっくばらんに語っているという感じはしても、中田さんにとってあまり耳ざわりの良くない話も含めた真相に肉薄しているとはとて…

ここの所、仕事忙しめということもあり、やや体調を崩し気味で、日記の方も更新も滞りがちになってしまいました。今日も床屋に行きたかったのですけど、病院に行っていたせいで行けなかったですし……。 去年の今頃は病院で点滴を打って生活していたんだったこ…

代田' N PLANETS「恋するクランケに包帯とキスを」@駅前劇場

かなり遅くなってしまいましたが、日曜日に行った舞台の感想になります。 (ストーリー) 病院の整形外科の病室の一室。そこに入院する4人の患者が入院生活の退屈さを持て余しながらいつも通りに馬鹿話をしていると、そこに1人の見舞い客がやって来た。 彼は…

[雑記] 今日は、下北沢の駅前劇場でやっていた代田' N PLANETSの旗揚げ公演に行って来ました。拙者ムニエルの公演に行った時のチラシでその存在を知ったのですけど、脚本がヨーロッパ企画の上田誠さん、主演が原田泰造さんと言うことで、「この組み合わせな…

世田谷パブリックシアタードラマリーディング「ガレキ」@シアタートラム

(物語―公演の案内より) 「・・・・僕はずっと信じていた、赤ちゃんはスグリの茂みから見つかるんだって。コウノトリが運んでくるって話しも聞いた。受胎という奇跡によって僕らはこの世に誕生するって信じたこともあった、でもそうじゃない。赤ちゃんはキ…

くろいぬパレード「ホームドラマ」@中野劇場MOMO

土曜日に行った公演の感想になります。雨と事故により電車が停まったため2時の開演が30分ほど遅れてのスタートになりました。主宰のイケタニマサオさんがお詫びに出てきたり、場をつなぐために役者さんたちが、急遽前説を始めたり、帰りにポストカードを頂…

ウルトラマン展@世田谷文学館→実篤記念館

ものすごく久しぶりに博物館、美術館関係の場所に行きました。世田谷文学館の常設展の展示もいつの間にか変わっていて少し新鮮でした。特別展の方も正直あまり期待しないで行ったのですけど、円谷英二さんの日記とか貴重なものが展示されていましたし、ウル…

ヒキタクニオ「消し屋A」

ISBN:4167702029:DETAIL

真夜中の弥次さん喜多さん

原作のしりあがり寿さんのシュールな世界が果たして実写化できるのだろうかと疑問に感じていたら、宮藤さんのカラーを出しつつ、いい感じの映像になっています。この辺は、映画や舞台で培った経験がふんだんに生かされているのだろうかと思います。 キャステ…

コーチカーター

バスケものっていうことで見たのですけど、自分の思っていたイメージとは全く違う作品でした。強烈なリーダーシップとカリスマ性を持つコーチが弱小チームを強豪にしていくというストーリーはある意味お約束だと思いますけど、力づくで安易にハッピーエンド…

週刊 サッカーマガジン増刊 中田英寿 引退号 2006年 7/20号

電車の中で読むものがなくなってしまいついつい買ってしまいました。緊急に出たのは知っていたので、それほど目新しいことが書かれていないことは言うまでもなく分かっていたのに、それでもわざわざ買ってしまったのは、中田選手の活躍をもう一度振り返って…

いろいろあって、少し空いてしまいました。「いろいろあった」という言葉は本当に使い勝手のいい便利な言葉だということを噛みしめながらこの文章を書いています。 今週、あったことについてものすごく簡単に箇条書きで書いてみます。(仕事は除く) ・実家…

シベリア少女鉄道「残酷な神が支配する」@吉祥寺シアター

「語りえることがあっても、沈黙しなくてはならない」 どこかの哲学者の言葉と微妙に似ていますけど、シベ少のオチについては、この言葉がふさわしいかと思います。 一方で「あ〜、この馬鹿馬鹿しさを、そこら中に言いふらしてやりたい」という強い誘惑にも…

サマータイムマシーン・ブルース

物語のスケールが大きいのか小さいのかなんともいえませんけど、時間旅行という大きなスケールの設定を、エアコンの壊れたリモコンを取り戻すという低いこころざしに使うというユルさ加減がなんともいえません。細かく緻密に張り巡らされたタイムパラドック…

東京国際ブックフェア

時間があまりなかったのですけど、合間を見つけて、東京ビッグサイトで行われた東京国際ブックフェアに行ってきました。じっくりと見ている時間がなかったのですけど、年を追うごとにイベントなどに代表される見たり、参加したりできる部分が減っているなあ…

舞城王太郎「世界は密室でできている」

体調不良の時に読んだため、そのエグい描写の数々に読んでいる途中に気持ち悪くなって一幕も。ただ、それはそれだけイメージを喚起させる力が作品にあったという裏返しでもあるでしょう。 森博嗣さんあたりだったら長編作品1篇書けてしまうようなネタを、登…

池澤夏樹「マシアス・ギリの失脚」

細かいフィクションの積み重ねが、まるで1つの国の歴史を読んでいるかのようなリアリティをもたらしてくれる1冊。かと思えば、慰霊団の乗ったバスが消失したり、大統領のもとに亡霊がやってきたりといった幻想的なシーンや、南の島の光景や風俗が生き生きと…

他人にとっては全くどうでもいいことですし、実行した所で何のメリットもないのは分かっているのですけど、それでも自分にとってケリをつけないと気が済まなくなるという時があります。この日記もその一つで、「読む」と書いたっきりいまだに読んでいない本…

黒色綺譚カナリア派番外公演「少女灯」@ザムザ阿佐谷

2日に行った公演の感想になります。 (あらすじ) 舞台は昭和40年代のケーキ工場。その工場の社長の姪に当たる、少女・緋色(牛永里美)は、訳あって海外に住む父と離れて、その工場の住み込み女工として働いていた。 いとこ達のつらい仕打ちにもめげずに、…

宮沢章夫「演劇は道具だ」

5月に遊園地再生事業団の公演を観に行った時に買った本をやっと読み終えました。 実は一度この本を読み終えたのですけど、肝心の何が言いたいのかという部分がいま一つピンと来なかったため、もう一度読み返してから感想を書いています。文字の大きや読み易…

「噂の男」と次長課長への感謝をこめて

今日は朝からチケットを取るためにぴあに並びました。40分位前に行ったらほとんど女の子ばっかり10数名並んでいたので、そんなに大きな公演って何かあったのかなあと思っていたら、ほとんどの人が次長課長の単独ライブ目当てだったんですね。私の時計では10…

演劇集団キャラメルボックス「俺達は志士じゃない」@池袋サンシャイン劇場

かなり遅くなってしまいましたが、日曜日に行った公演の感想になります。 (あらすじ) 幕末の京都。新撰組に追われていた浪人・松吉(浅野雅博)と竹次郎(細見大輔)のふたりは、たまたま通りかかった岩国藩士・清之助(左東広之)に助けられてかくまわれる…