2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2007印象に残った作品10

ここ数日、メモを見ながら今年を振り返っていたのですが、とうとう観劇数が年間100超えてしまいました。(101公演) 2年前の今頃にはこんなことになるとは全く想像してもいなかったのですが、とうとう深みにはまり込んで抜け出せなくなってしまった感がありま…

シベリア少女鉄道「俺達に他意はない」@赤坂RED THEATER

(あらすじ−この劇団の場合、全く意味がないと思いますが) ビルの中にある喫茶店で待ち合わせをする人達。あいにく外はすごい暴風雨で、電車も停まっていたり大幅に遅れていたりしていて、待ち合わせの人間はその場にやってくる気配がない。そんな時に、喫茶…

NYLON100℃「わが闇」@本多劇場

(あらすじ) 31年前に小説家の父を始め、母と三人の姉妹と、父の書生の一家が、人口1000人に満たない村に引っ越してきた。 長女は10歳で小説家としてデビューを果たし、世間から注目を受ける。そのせいか父は長女の文学的才能を嫉妬し、親の愛情をもっぱら次…

劇団、本谷有希子「偏路」@紀伊国屋ホール

(あらすじ) 父親と一緒に亡くなった祖母の実家にやって来た、女性・若月。彼女は、東京で9年間演劇をやっているが、いまだに目が出ない。そんな彼女は自分から実家にやって来たのに思いっきりよそよそしいし、そもそも実家の叔母たち一家のようなハートフ…

海堂尊「死因不明社会」

海堂さんのベストセラー小説「チームバティスタの栄光」が書かれた背景がこれを読むとよく分かります。解剖のありかたから日本の医療の問題点がこれでもかというくらい凝縮されていて、読んでいるとやや暗澹たる気分になりました。 isbn:9784062575782:detail

海堂尊さん講演会@丸善丸の内本店 3F 日経セミナールーム

日曜日に講談社ブルーバックスの「死因不明社会」を記念しての講演会&サイン会に行ってきました。内容的には本に書かれていることを分かりやすくダイジェストにした感じで、質疑応答を含めて1時間10分位でした。全体的に本の内容から逸脱していないので、新…

グリング「Get Back!」@ザ・スズナリ

(あらすじ―公式サイトより) 舞台は、山間部にある民泊施設。 都会を捨て、ロハス的な生活に憧れる人々が集う宿。 雪がもうすぐ降ろうという頃、とあるグループが宿を訪れた。 女が2人に男が1人。 彼女らの訪れは、やがて、おだやかな日々を壊していく。 …

ヨーロッパ企画「火星の倉庫」@サンモールスタジオ

(あらすじ) 世界各国からさまざまなものが集る港の倉庫。そこで働く男が一人の女性に恋をする。その女性は彼と同僚の行きつけの飲み屋の女の妹。 同僚達は、たまたまそこの居合わせた姉と一緒に彼の恋の成就を手助けするために、同僚が妹を襲ってそれを男…

あひるなんちゃら「未来ルルルルルル」@王子小劇場

(あらすじ) 今から一万年後の荒野。目覚めた3人の男達。彼らは冷凍睡眠で眠っていて、目覚めた時にはもう未来だった。 未来なんだから、眠る前ときっとどこか違うのだろうと思ったら、そんなに目新しいできこともなく、拍子抜けする3人。ただ、普通の人間だ…

パラドックス定数「東京裁判」@Pit北/区域

東京裁判とは―公演当日のチラシより 正式には「極東国際軍事裁判」。起訴日は昭和21年4月29日。 占領軍の統治機関であるマッカーサー司令部が作成した「極東国際軍事裁判条例」に基づき、戦争犯罪人が起訴された。 起訴されたのは、いわゆる「A級戦犯」と呼…

劇団桃唄309「三つの頭と一本の腕」@こまばアゴラ劇場

(あらすじ―フライヤーより) 民話や地方の習俗を収集研究するアマチュアのグループ。 怪死した仲間の足取りを追うなかで、因習、民話、伝承、 そして律令国家成立の頃にまで遡る確執の世界に巻き込まれていく。 東京、そして福島県の旧家を舞台に繰り広げら…