本当に今更ですけど、先日のワールドカップのオースストラリア戦は本当にヘコみました。翌日が仕事で朝が早かったので、試合の途中で寝てしまったのですけど、寝る前には勝っていたのでまあ悪くても引き分けてはいるだろうと思って、朝一番でテレビをつけてみたら、いつの間にか3点取られて負けていました。何だか悪い夢の続きでも見ている気分になり、ある意味見ていて負けた時よりもショックでした。あれ程自分の中で盛り上がっていたワールドカップの熱が、まさか寝ている間にこれほど綺麗に冷めるようなことのなるとは思ってもいませんでした。まあ、かと言って日本代表の試合が全て終わった訳ではないので、自分の中の冷め切ってしまった気分を何とか盛り上げようと思い、家の本棚の中から沢木耕太郎さんの「杯」を取り出して、4年前の事を思い出しながら読んでいます。
ワールドカップが始まってからサッカーの雑誌を始めとしてワールドカップ関連の雑誌が売れているようですし、普段は隔週刊で出している「Number」も臨時増刊という形で週刊で対応しているようです。ただ、制作部数が通常号と比較してほとんど増えていないようなので、書店さんの店頭では完売しているところが続出しているそうです。今週のオーストラリア戦の特集はどうなっているか分かりませんけど、普通でしたら、あれだけ嫌な負け方をした試合について、雑誌を読んでもう一度振り返ろうという人はあんまりいないでしょうけど……。
個々の選手や戦術についてとやかく批判するつもりはありませんけど、せめてブラジル戦まで一次リーグ突破の望みがあって盛り上がれるように何とかがんばって欲しいです。ただ、ブラジル戦を見ていると、クロアチアもかなり強そうなので、日本が勝てるというイメージがなかなか湧いてこないです。


ところで、唐突になりますけど、ここのところ読んだ本の感想を書く時間がなかなかないので、とりあえず読んだ本をアップしておいて、時間があったら感想を更新するようにしようかと思っています。そうしないと、自分がどんな本を読んだのか全く分からなくなってしまいそうで,最近かなり不安なので。そういう訳で、先日読み終わった沢木さんの本から。