今後のこのブログについて

普通の日記から始めて、いつの間にか読書感想文になり、最近では観劇記兼イベント関係の感想と化してしまったこのブログ。最初は自分の文章の訓練のためという、ごくごく初歩的な理由で書き始めたのですが、いつの間にか大きく趣旨が変わってしまったため、内容が散漫になってしまったり、更新スピードが追いつかなくなってしまったりしてしまい、さて今後はどうしたものかと去年からずっと悩んでいたのですが、今年に入ってようやく方針を決めました。

結論としては、今まで書いた部分はそのまま残しつつ

1.観劇記をメインに、その他イベント、本、DVDなどで等で強く印象に残っていてどうしてもまとまったことを書きたい時や、情報を発信したい時にはこちらのブログを使用。
2.ごくごく私的な文字通り「日記」に当たる部分は新しく開設したブログに。

という形にブログを2分化することにしました。これで少しは内容が整理されるのではないかと思います。遅くなりがちな観劇記の方もきもち早く更新できたら、思っています。これは自分の勝手な願望ですが。

これは全くの後付になるのですが、先日、梅田望夫さんと平野啓一郎さんの「ウェブ人間論」を読んでいたときに、平野さんが「ブログをやっている人の意識はだいたい5種類の意識がある」ということに言及しているのを読んで自分の中でブログをやるということの2つの目的や意識が少しずつ乖離してきているな、ということを強く感じたのでブログを2分化するにはちょうどよいタイミングだったのかなということもあります。ちなみに平野さんが言及していた5種類の意識とは自分なりにまとめると

1.梅田さんみたいに実名で書き、リアル社会同様の礼儀が保たれ、その中で有益な情報交換が行なわれているというもの。

2.リアル社会の生活で十分に発揮できない多様な一面が、表現される場合。趣味の世界など。

3.一種の日記。あまり人に後悔する意識が強くないかもしれない。

4.リアル社会の規制に抑圧されていて、語られることのない内心の声、本音といったものを吐露する場所として捉えている。ネットの中の自分こそが「本当の自分」という感覚の独白的なブログ。

5.一種の妄想や空想のはけ口として、半ば自覚的に、ネットの中だけの人格を新たに作ってしまう人たち。

という感じでしょうか。この考え方に当てはめた場合、私の場合は最初1の目的で始めたブログが、段々と2の状態になってしまい、かといって1で書きたい事がある、といった感じになってしまい、ブログの中が収拾がつかなくなってしまったということでしょうか。ダイエットでリバウンドにならないように自分にプレッシャーを掛けるためにブログを活用したいとか、基本的に頭が高い性格なので「です〜」、「ます〜」口調ばかりで書いているとちょっと抑圧を感じることがあるので(そういうのが表に出ないようにあえてそうしているというのもあるのですが…)、たまには「である〜」体で書いてみたいとか、無理矢理理由付けをするといくらでもあるのですが。

そういうわけなので、しばらくは2つのブログを平行して書いてみて、もし軌道に乗るようでしたらお互いをリンクしてみようかと考えています。

極めて個人的な決意表明ですが、ここにお立ち寄り頂くみなさま。気分を一新してこれからも観劇記を中心に更新していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。