有川浩「図書館戦争」

本好きの人間にはたまらない作品だと思います。個性的な登場人物達ももちろん魅力的なのですけど、本の流通とか図書館の現状とかをきちんと踏まえた上で、フィクションとして昇華させているところが素晴らしいです。
人から「次にブレイクする作家は?」と聞かれるたびに有川さんの名前を挙げていたのですけど、この作品のおかげでそんなことをする必要がなくなってしまったのが、嬉しくもあり、ちょっとだけ寂しくもあります。
ISBN:4840233616:DETAIL