松瀬学「清宮克彦、春口廣対論 指導力」

もう少し早く読んでおけばよかったと後悔しながら読んでいる途中に、ラグビーの日本代表のヘッドコーチの退任のニュースが。そのタイミングの良さにびっくりしてしまいました。ですけど、そういう時期だからこそ、ラグビーだけでなくチームスポーツにおける指導者像についていろいろと考えさせられるという部分もありました。清宮監督がワセダから社会人のサントリーという1ランク上のステージでどんな指導力を発揮するのか楽しみにはなってくる内容の本でした。
フィジカルの不利を戦術で補おうとして限界を露呈してしまった感のある昔のワセダや今の日本代表を見ていると、戦術を重視しながらまず始めにフィジカルやコンタクトプレーありきという清宮監督の手法というのは、世界を戦う上で必要なのではないかなと思います。
ISBN:4334033458:DETAIL