先日腐ったサラダを食べてしまった影響で体調が悪化してしまい早めに寝てしまったため、ワールドカップのブラジル戦はライブでは見る事が出来ず、朝のテレビで結果を知りました。オーストラリア戦に負けた段階でこうなることは9割方覚悟はしていましたけど、改めて結果が出てしまうと、やはり残念です。もともと今の日本代表に対して批判的だったセルジオ越後あたりが、「それ見たことか」と言わんばかりにテレビに出まくってボロクソ言いまくるんでしょうね。まあ、色々問題はあるのでしょうけど、それについてはとやかく言うべき立場も資格もないので論評はしませんけど、前回のワールドカップで一次予選を通過した時にはあった、コンディションの良さと運の良さとが今回はなかったように思えます。シードされた一部の国を除いては、一次リーグを突破するためには実力以外のプラスアルファが必要だとは思いますけど、今回の日本にはその部分が足りなかったということでしょう。
先日も日記に書いた通り沢木耕太郎さんの「杯」を読んでいたのですけど、沢木さんは前回の日韓ワールドカップの時に、まず最初に「日本の戦い」を見届けようとして、その後にサッカーにおける「最高のもの」を見ようというスタンスで試合を観戦しています。確かに、祭りは終わったかもしれないですけど、世界最高レベルのサッカーの試合が見れる可能性はまだ残っていますし、日本が敗れたことによって、逆に内容にこだわってサッカーを見れるいい機会なので、沢木さんのこうしたスタンスを見習って今後のワールドカップもテレビで見ていきたいです。WBCの時にも、トリノオリンピックの時の荒川静香さんの時にも、「日本が勝ちゃあ、試合内容なんてどうでもいいのかよ」と言わんばかりの、手の平をひっくり返したような盛り上がり方には、もの凄くにがにがしいものを感じていただけに、今回はその逆にバッシングの嵐が吹いたり、Jリーグも含めたサッカーに対する熱が急速に冷めてしまったりしないで欲しいなあと思います。正直、クロアチア戦の時にはかなりムッとしたので100%そういう気持ちが全くないといえば嘘にはなりますけど、それでも柳沢選手が帰国する時には、フランス大会の城選手のように生卵をぶつけられたりしない事を祈ってします。