基本的にひねくれた性格をしているために人が右を向いている時に、素直に右を向く事ができません。皆がハリーポッターを読んでいる時にも「誰が読むものか」と思いいまだに読んでいませんし、宮崎駿のアニメも意地になって見ていません。春のWBCも予選まではきちんと見ていたのですけど、日本が準決勝に進出してそれまでのことがウソかと思えるくらい手の平を返したように盛り上がり出すと、自分の中での熱が急に冷めてしまい、準決勝からはTV中継を全然見ませんでした。
そんなひねくれた私なのですけど、FIFAワールドカップについてはどうやら宗旨がえしてくれたようで盛り上がれそうです。昨日のイングランドVSパラグアイ戦も、「イングランドってあんだけ凄い中盤の選手が揃っている割にはつまんないサッカーすんなあ」って文句を言いながらも、結局最後まで試合を見てしまいました。ただ、純粋に試合を見たかった私としては、明らかにイングランド寄りに偏ったTV局の放映姿勢には試合内容とは別の意味でしらけてしまうものがありましたし、そのイングランドだってベッカム以外にもいい選手が沢山いるのに、馬鹿のひとつ覚えのように「ベッカムベッカム」。何とかならないんでしょうか?ベッカムがいい選手だということは良く分かりますし、フリーキックは凄かったですけど、後半戦はあんまし仕事をしてないような気がしますし.....。
ただ、後半スタミナ切れでよれよれになってもしっかり勝ちきるあたりはイングランドってやっぱり強いなあって思います。スピードとスタミナには勝っていてチャンスは作るけどゴールを奪えないパラグアイと、フィジカルが強くてしっかりとした得点パターンのあるイングランドの試合を見ていたら、日本とオーストラリアのチームカラーとダブってしまい、「まさか日本はパラグアイみたいなことにはなんないよなあ、第一相手はイングランドじゃないんだからなあ」と少しだけ嫌な予感がしてしまいました。日本戦は見ますけど、それ以外ではあまり寝不足にならないように気を付けないといけないなあと思っています。

それと、話しは全く変わりますけど、今日新宿のスペース107に行って、G−upの「散歩する侵略者」の千秋楽の公演を観に行ってきました。イキウメの前川知大さんの脚本を、THE SHAMPOO HAT赤堀雅秋さんが演出をするということで観に行ったのですけど、本当に面白かったです。特に前川さんの書く物語のアイディアが秀逸でした。こまかい感想についてはまた後日書こうかと思っています。