体というのは使わないとナマってしまうものですけど、まさか病気の影響でノドまで弱っているとは思いませんでした。昨日プロレス(らしきもの)の会場に行った時に選手に声援を送っていたら、翌朝になってノドを痛めてしまいました。まあ、ちょっと考えてみたら、入院していた時には病室が相部屋だったことあり、大きな声を出すとマズかったということもあったので、ノドがなまってしまうのは、当然といえば当然なのでしょう。ノドの強化も兼ねて、この痛みが治ったら久しぶりにカラオケに行きたいです。
そんなノドの痛いなか、今日は下北沢のザ・スズナリ劇団、本谷有希子の公演を観に行ってきました。前回、下北沢にお芝居を観に行った時には途中で足がツルし、なぜか下北沢に行く時に限ってコンディションが悪くなります。体調は今一つだった上、スタッフの客入れ時の対応があまりよくなかったために開演時間がめいっぱい遅れてしまったため、公演が始まる前にはややキレ気味で、そのため最初はお芝居の方にすぐにすっと入っていくことができませんでした。
ただ、そういったことを除くと全体的にはとても面白い公演だったので、現金なモノで公演が終ったあとにはのどが痛みは全くひかなかったのですけど、機嫌のほうはすっかり良くなりました。
今回の公演の原案は作家の乙一さんが担当しており、それもあって観に行ったのですけど、乙一さんの不可解でホラーチックなプロットを、本谷さんがしっかり肉付けしつつ面白く色付けし、それをうまい俳優さん3人が三者三様で演じている、といった感じで、全体的にとても良くできた舞台でした。ラストもかなりヒネリが利いていて面白かったですし......。
明日発売予定の「STUDIO VOICE」で本谷有希子さんと乙一さんの今回の公演の内容も含んだ対談が載るということなので、公演の感想についてはその記事に目を通してから書くことにします。その頃には公演も終っているのでネタバレにもなりませんし。
今回のような舞台を観てしまうと、本公演だとどういう風なお芝居になるのか逆に興味が湧いてきてしまいました。次回は10月に本公演がある予定だそうなので、チケットが取れれば次回も行ってみたいと思います。