山田ズーニーさんのワークショップに行った話

ここのところ病院に行ったり、床屋に行ったり、ぴあにチケットを取るために朝から並んだりしたりしてバタバタしたこともあって日記の更新が少し滞り気味になってしまいました。そんな中、先週の土曜日に紀伊国屋ホールでやっていた山田ズーニーさんのワークショップに行ってきました。ちょっとだけワークショップというものに興味があったので軽い気持ちでチケットを取ったのですけど、会場にたどり着くまでにかなりヘロヘロ状態になってしまっていたため、テンションが上がらないこと甚だしく、会場の熱気と反比例して始まるまでは「俺なんでこんなとこにいるのかなあ」って思ってしまい腰が引けまくりで帰りたくなってしまっていました。今回のワークショップは「自分の想いを表現する」というテーマで、まず最初に山田さんの説明があり、そのあと近くに座っている人とペアになってアンケート用紙を渡されて聞き手役と話し役を交互にやってそれによって自己紹介の内容を考えて、そのあとグループのメンバー(座席によって決められた8人)にその内容を発表するといったものでした。最初はあんまりやる気がなかったのですけど、インタビューをやっているうちになんだか段々と面白くなってしまい途中から結構楽しく参加していました。山田さんが言っていたように、「自分が本当に心から思っていること」を相手に伝えられたという充実感は多くはなかったのですけど、グループの他の人の話しや、会場の舞台の上にあがって発表した人の話を聞いていると「人が心から伝えたいと思ったことというのは、確かに強く伝わるものだなあ」ということを強く実感することが出来ました。最後にはちょっと感動さえしてしまったことには、自分自身が一番驚きました。
翌日は休日にしては珍しくそれといった予定がなかったのですけど、先日行ったワークショップの反動がでてしまい、心身ともにクタクタになってしまいました。おかげで午前中はなにもやる気も考える気分も起きず、せっかくの休みを無駄に使ってしまいました。「考える」ということが実はものすごいエネルギーを使う作業だということを、いまさらながら実感しました。