栗本薫「トーラスの戦い−グインサーガ(15)」

一巻でグインたちの敵として現われたモンゴールがとうとうこの巻で滅亡してしまいました。面白いことは間違いなく、面白いのですが、この先のことを思うと気が重くて仕方ありません。普通のシリーズものでしたら15巻まで読めば、随分読んだなあという充実感があるのですが、少しもそんな気分がしないのは、最近シリーズがとうとう100巻まで刊行され、その後も、終わる気配がないことと無関係ではありません。(おまけに、100巻から102巻までは、3ヶ月連続刊行だそうです。)
著者の栗本薫さんには、100巻突破おめでとうございますと心から言いたいですし、そのサービス精神には賞賛を惜しみません。けど、私にとってはこの仕打ちはあんまりです。
(追伸)シリーズの内容について、興味のあるかたは、グインサーガハンドブックが3巻まで刊行されていますので、そちらをお読みください。グイン・サーガ・ハンドブック〈1〉 (ハヤカワ文庫JA) グイン・サーガ・ハンドブック〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)グイン・サーガ・ハンドブック 3 (ハヤカワ文庫JA)
isbn:4150301751:detail