鈍感な体

何か咳がとまらないなあ、と思って病院に行ったついでに診てもらったら、少し熱があって風邪をひいていたそうです。それで、体調が上向いていたと思っていたのですから、元の体調が余程悪かった、ということでしょう。それでも予定があったので、出掛けようと思って、最寄の駅まで行ったのですが、駅の改札で始めて定期を忘れたことに気付く。
そこで、「これはもう、今日一日おとなしく寝ていなさいという運命なのだろう」と、思い家に帰って休養することにしました。おかげで、咳はまだ収まりませんが、体力は少し回復しました。
普段は、「この世に、運命の女神がいるとしたら、どうしようもないサディストに違いない」と思っている私にとって、今日は、少しだけ彼女が優しく見えましたような気がしました。もっとも、そう思わせておいて、その後に、逆説の接続詞がつく展開にならないという保障は、どこにもありませんけど。