奇蹟と悪夢

仕事で、信じられないミスに巻き込まれて大変でした。注文書や請求書上では相手に届いているはずのものが、とても初歩的なミスのために届かず、おかげで、事後処理に大変は手間がかかりました。他人に頭を下げるのは、自分のミスでさえあまり気持のいいものではないものです。まして、他人のためだったらなおさら...。チェスタトンは「ブラウン神父の童心」のなかで、「奇蹟というものの一番信じがたい点は、それが現におこることだ」と言っていますが、今日は「奇蹟」という単語を「悪夢」という単語に置き換えてもその一節の意味が通じるということが分かりました。ただし、「奇蹟」は滅多に起きませんが、「悪夢」はそれなりの頻度で発生するという点では、両者の違いは大きいです。