体重の話やら、講演会の話やら

・今日、1ヶ月ぶりに病院に行って体重を測ったら、先月より2キロ減っていて、夏の暴飲暴食状態にやっと歯止めが掛かったと一安心。ただ、1キロでも体重が増えると容赦なくダメ出しをする主治医が、こういう時に限って体重のことに何一つ触れないということに釈然としない気持ちが。医者も教師ももっと相手のモチベーションを大切にして欲しいです。
・先日、久しぶりに貧富の差を感じる町・成城学園に立ち寄ったら、三省堂でたまたま成城大学のオープンカレッジという面白そうなものを見つけました。大林宣彦さんや荻原浩さんの講演は一回聴いてみたい気が。予定は分かりませんが、どっちかは行けそうなので、ダメもとで申し込んでみようかなと思っています。

http://www.seijo.ac.jp/lifelearn/forest/o-college/index.html

・次回の文芸漫談もそろそろなので現在予習中。今回の課題、夏目漱石の「坊ちゃん」は読み終わったので、奥泉光さんの「我輩は猫である殺人事件」に手を伸ばしている所です。思った以上に読み応えがありましたが、22日までには何とか読み終わりそうです。メジャーで手垢がつきまくった題材なだけにどういう切り口で料理するのか逆に楽しみです。
久しぶりに「坊ちゃん」を読むと個人的にどうしても思い出してしまうのが、関川夏央さんと谷口ジローさんの漫画「坊ちゃんの時代」。それまで「坊ちゃん」を読んだ後に感じる、どこかすっきりしない正体不明のもやもやがあったのですが、この漫画に出てくる「・・・・・・所詮 坊ちゃんは勝てんのだ 時代というものに敗北するんだ」というセリフを読んだ時には、自分の上手く表現できなかった感情を代弁してくれているように感じてものすごく嬉しかったことを思い出します。その代わりに、「坊ちゃん」を勧善懲悪な痛快な話として読むことができなくなってしまうという代償を払わされてしまうことになってしまったのですが・・・。