創刊誌ラッシュ

7,8日に一斉に創刊された大型企画の「AneCan」 ,「marisol」,「GRACE」の女性誌3誌はいずれも出足好調のようです。特に「AneCan」は発売2日目のデータを見ていると8割近い売り上げ。出版社の販売サイドの力の入れ具合に反して、かなり慎重な作り部数だったので、半分は予想してはいたのですけど、想像以上の出足の早さです。
ここの所の大型創刊誌ラッシュの中でも個人的に興味があったのが、10日発売になった「ローリングストーン」の日本版。本場の記事をそのまま持ってきても絶対に売れないだろうし、かといってあまり日本版ということを意識して作ると「ロッキング・オン・ジャパン」のできそこないのような雑誌になってしまいます。その辺のバランスをどう取るのか編集者のセンスを問われるとは思っていたのですけど、まずまず手堅い作りの雑誌を作ってきたように思います。ただ、雑誌の芯になる部分が少し弱いので、その辺をどう修正していくのか見物です。