「三月の5日間」のDVD

週末にコンディションを崩したので早く寝ようと決心したにも関わらず、なかなか早く寝れず、ここ数日間自分自身に敗けたような何とも嫌な気分に苛まれています。
そこで自分なりにいろいろと敗因を分析してみたのですけど、どう考えても一番の要因は、週末に届いたチェルフィッチュの「三月の5日間」のDVD。12月に岡田さんが作・演出をされた新国立劇場の「エンジョイ」の公演があった時に申し込んでいたのをすっかり忘れていて、着払いの宅急便の荷物が届いた時には「何じゃこれは」と一瞬だけ思った位、自分の中では優先順位が低く、本当は休みの日にゆっくりと見ようと思ったのですけど、「ちょっとさわりだけでも」と思い、開封してしまったのが、運のつき。気が付いたら、ズッポリとはまってしまいました。DVDで見ていると作品の緻密に計算された言葉や仕掛けに、見ている途中で思わずタメ息が出てきてしまいました。それと同時に、去年舞台を観た時には小説的だと思っていた作品が、実は同じ言葉によって作られていても、それは書き言葉ではなく話し言葉だからこそ成立する世界だということ気付かされたりといった、新しい発見も。今年ももうそろそろ3月になるのか、そういえばあれから1年近く経つんだなあとか、そんなことをいろいろと感慨深く考えてしまいます。
ただ、今日の日中が眠くて仕方なかったのと、人と話しをしている時に妙に会話の区切りがダラダラとしてしまうのには困りました。