御厨貴「明治の首相のリーダーシップ」@国立公文書館

初代総理大臣の伊藤博文黒田清隆の時代から始まって、山形有朋、桂園時代までの内閣の組織の変化と、それにともなって変わっていった総理大臣のリーダーシップのあり方について1時間20分強の講演。論理の明確さと歯切れの良さを感じた一方、さまざまな見方や考え方を「不可能」「ありえない」の一言のもと切り捨てていく部分には「それでいいのかなあ」という疑問も感じました。
学校の授業では否定的な教えられ方しかしなかった藩閥政治について、一定の評価をしていくという考え方は面白かったです。