ザ・プラン9「西暦二〇〇X年四月一日、禁洒法ヲ施行スル。」

何となく借りてみたのですけど、冒頭のヒーローショーのパロディのコントのあまりのしょっぱさに、最初は思わず見るのをやめようかとも思いましたけど、あくまでもそのコントはただの前振りに過ぎず、それを生かして上手くネタを拡げていくあたりは非凡なセンスが感じられ、見ていて面白かったです。そして、今度は途中までは細かいネタを積み重ねて大雑把な一本のストーリーを作っていくのだろうかと思っていたら、そのネタの数々さえもストーリーの伏線にして、最後に大きく物語をひっくり返してしまうあたり、最初の印象とは随分と違っていて結構引き出しが多くて奥行きがあり、様々な顔を見せてくれる人達だなあと思いました。
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