本当は、当日券が残っていたらあるお芝居を見に行こうと思って出掛けたのですけど、公演の日時を勘違いするという初歩的なミスをしたために空振ってしまいました。仕方がないので、気を取り直して本でも買おうかと思って新宿の紀伊国屋に行ったら、紀伊国屋ホールでやっている「びっくり箱」の公演の当日券がまだ残っているということ。チケット売り場の人に座席を聞いてみたら、当日券にしてはいい席だったので、急遽観に行く事にしました。面白かったことは面白かったのですけど、財布が若干不安な状況に。こんなことで、まともなゴールデンウイークが過ごせるのか、経済状況がちょっとだけ心配になって来ました。病気で自宅療養の期間が長かったせいか、休みの日に家にいると、最近なんか落ち着かない気分になってしまい、けどあんまりハードな運動も遠出もできないんで、ついつい劇場とかに足を運びがちです。映画館の方が安上がりなのは分かっているのですけど、演劇の持つライブな空間の心地よさと、「待ってればどうせDVDが出るんだから」っていう気分が先に立ってしまって、行きたいと思いつつなかなか映画館に足を運ぼうという気分になりません。考えてみたら、待ってさえいれば家でDVDで気軽に観ることができる今、ライブでもなくライトでもない。映画というのは何ともビミョーなメディアだなあって思った今日この頃です。もちろん映画には映画の良さがあるのは分かるんですけど、この「ビミョー」さが映画というメディアが、全体で観た場合頭打ちになってしまっているにも関わらず、それでも根強い人気がある理由であるのかなあって思いました。