土屋賢二さんの講演会に行く

今日は、三省堂書店で行われた、土屋賢二さんの講演会に行ってきました。エッセイのノリで軽めの話をするのか、それとも講義の感覚で哲学の話をするのか、どういう切り口で話をされるのか楽しみでしたが、最初のうちは風邪をひいたことや、チューインガムをかんでいたが唇も一緒にかんでしまったことや、TVにでた精神的なダメージが残っているなど、今回の講演がつまらなかった時に備えての言い訳を延々とされていて、さながらエッセイのノリで面白かったです。そのままそっちの方に話が転ぶのかなあ、と思っていたら、段々と哲学の方へと話のほうが進んでいきました。今回は「いかに生きるべきか?」というテーマで、「いかに生きるべきか?」という問いにはどういう意味があるのか、いかに生きるべきかそれを選択するというのはどういうことなのか、そしてその答えをどうやって出せばいいのか、そもそも答えをだすことができる問題なのか、という切り口から話されていました。話の筋道がはっきりしている上に、具体例が分かりやすくて面白かったので、哲学のことにあまり詳しくない私でも楽しく聞く事ができました。講演後には、著書にサインもしてもらいましたし、おかげで下がり気味でいま一つ上がらなかったテンションが、かなり元に戻りました。
講演のもう少し細かい内容については、メモが整理し終わったら、本の感想文ともども近日中に日記のなかで紹介したいと思います。
講演会の内容について id:ike3:20060207