「いとうせいこう×奥泉光 文芸漫談シーズン2」@北沢タウンホール

先日スズナリに行った帰りに、ミネラルウォーターを買おうと、北沢タウンホール自動販売機に行った時に、たまたまこの漫談の案内のチラシを見かけ、見に行くことに。実は企画自体も全く分からず、今回のテーマがポーの「モルグ街の殺人」だということも知らず、この2人が絡むのなら面白いだろうと思って行ったのですけど、考えなしにいったにも関わらず期待以上に笑えてタメになる話が聞けました。
奥泉さんの豊富な知識に裏づけされた軽妙なボケに入ってくるせいこうさんの軽妙すぎるツッコミが絶妙でした。笑いながらも、ポーの作品を構造的な分析や、のちのホームズやクイーンとの比較など、読み手にとってためになるヒントがそこら中に散らばっていて、そういった部分でも有益な時間でした。帰りに本を買ったらお2人にサインをしてもらいました。
次回は、来年の2月に大岡昇平さんの「野火」を題材に話をするとのこと。今回のポーのと違って今回は読んだことがあるので時間があったらまた行ってみようかと思います。
犯人が分かってしまってから推理小説が読みたくなったのはいつ以来だろうかなあって思います。これはナマで見た方が絶対に面白いです。