親族代表THE LIVE「(発電所)」@THEATER/TOPS
嶋村太一さん、竹井亮介さん、野間口徹さんの3人のコントユニット、親族代表の久々の公演。個人的に「やっと!」と思っていた矢先の嶋村さんのケガによる降板があったのはとても残念ですが、今回は4人の代役を立ててのコントオムニバスの5本立て。豪華脚本陣と代役と呼ぶには失礼なキャスティングで、しょっぱなのアルプスの少女ハイジに扮した竹井さんの替え歌から始まって、笑いっぱなしの80分。とても楽しませてもらいました。降板が出たということもあって、所々に新しい試みを加えながらも全体的には手堅いなという印象。前回公演と比較した場合、良く言えば上品で奇麗、悪くいえばあっさりして淡白な感じがしました。これは担当した脚本家さんの差が大きかったとは思いますが。(前回公演に千葉雅子さんが、今回はケラさんが入っている。これだけで随分とイメージが変わらない訳がないという当たり前のことに後になって気がつきました。)
ただ、淡白な印象を受けたのは、それだけではなく、嶋村さんが不在の影響があったのも確か。その分だけ作品のねちっこさやツッコミの厳しさがちょっとだけパワーダウンしてしまったのが何とも言えず残念でした。
充分に面白い公演だったとは思いますが、開演前に過去の公演のコントの映像で3人の絶妙なアンサンブルを見せられてしまうと、このユニットは3人揃ってこそ始めて100パーセント以上の力が出せるのだということを再確認させられてしまいました。
嶋村さんには元気になっていただいて、次回はまた3人揃った舞台を見せてもらいたいものです。
作品ごとの感想は書けるようでししたら、またアップします。